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葬儀

2024.04.23

命日の定番の贈り物は?費用相場・タイミング・添付する挨拶も

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命日は故人を偲ぶ特別な日です。
亡くなった方を思い、過ごされる方が多いでしょう。

ご仏前に贈り物をされる方も多い日ですが、その場合は定番の品やタイミングを心得ておくことが大切です。
せっかくの贈り物ですので、ご遺族の負担にならずに喜んでいただけるようなマナーをご紹介いたします。

命日の定番の贈り物
果物
命日の贈り物に何を選べば良いのか悩む方も多いと思われます。
マナーとして、 ご遺族の方が困らないもの を贈りましょう。

贈り物はお供えした後、家族でいただくことが一般的です。

そのことを踏まえて、 故人の好みだけではなく、贈り物を受け取るご遺族のことも念頭に置き 準備しましょう。

贈るものとしては以下の品物がお勧めです。

お菓子
果物
お線香

一つずつ、詳しく説明していきます。

お菓子
定番の贈り物は お菓子 です。
故人の好物を選ぶ方も多いでしょう。

好きだったものがよくわからない場合、焼菓子やゼリーがお勧めです。
カステラやクッキーなどが選ばれることが多くあります。

ご遺族の家族にお子様が多い場合も喜ばれます。

反対に、ご遺族に小さい子供がいない場合や年齢層が高い場合は、お饅頭や羊羹といった和菓子がお勧めです。

いずれも 常温で保存できる上に日持ちし、個別包装になっているもの が多いお菓子です。

お供えした後に ご遺族で分けていただきやすい ので、喜ばれやすい贈り物と言えるでしょう。

果物
果物 も定番の贈り物です。
色鮮やかなものも多い果物は、お仏壇の周りを華やかにしてくれます。

こちらも 故人の好みや、季節の果物を中心に贈る といいでしょう。
果物もお菓子と同じように、常温でも傷みにくいものがお勧めです。

よく選ばれるのは、リンゴやミカン、メロンといった果物です。
丸い果物は縁起が良い とされているので、そう言った意味合いでも好まれやすいでしょう。

お線香
線香
ご遺族が一人暮らしをしているなど家族構成が少ない場合、食べ物は食べきれずに余ってしまう場合もあります。

その際には、 消耗品として使っていただけるお線香 を贈ると良いでしょう。

お線香にも色々な種類があります。
煙が立たないものや、香りづけされているものなど種類は様々です。

ご遺族の好みや状態、周囲の環境などに配慮して 選びましょう。


花も彩り豊かで華やかなのでお勧めです。
お墓やお仏壇に供えるものとして欠かせないものとして贈る方も多いといえます。

故人のイメージに合わせた花 は、ご遺族にとっても嬉しい贈り物です。
こちらも個人の好みや季節の花、日持ちがする花を選ぶとなお良いでしょう。

命日の花の贈り物
命日
贈り物の定番である花は、種類やサイズ感が様々です。
命日にお花を贈りたい場合、お勧めのお花をご紹介いたします。

それぞれ花言葉やお勧めとする理由も合わせて紹介しますね。


お墓参り花 菊
菊は仏前花の定番 です。
花自体は長持ちするのでお供えに向き、弔事に用いられることが多々あります。

花言葉は

高尚
高潔
ですが、色によって細かく異なります。
白色の菊は

誠実な心
慕う
と言った意味があります。

赤色の菊は

愛情
あなたを愛しています
と言ったものです。
贈る花としてふさわしい意味を持つ花です。

カーネーション
カーネーション
お供えの花として定番でもある、母の日の代名詞である カーネーション 。
花言葉は

母の愛
亡き母を偲ぶ
私の愛は生きています
と言ったもの。

故人が女性の場合は、意味合いも含めて喜ばれることでしょう。

リンドウ
リンドウ は白やピンクといった淡い色や、青・紫の寒色系の花です。
その落ち着いた色合いから、命日の贈り物として選ばれることも多いでしょう。

花言葉は

悲しんでいるあなたを愛する
あなたの悲しみに寄り添う
といった、亡くなった方を悼むもの。

遺族の胸の内に寄り添うような優しい花言葉が素敵なですね。

胡蝶蘭
胡蝶蘭
胡蝶蘭 は命日に飾る花として有名でしょう。
存在感があり、お仏壇を華やかにしてくれます。

花言葉として、

尊敬
懐かしい関係
幸福が飛んでくる
といったものがあります。

故人が恩人や友人の場合もふさわしい花言葉です。

アレンジメントされた花がお勧め
命日に贈る花は、 アレンジメントされたものが良い でしょう。
そのまま飾れる状態のお花であれば、新しい花瓶の用意や、毎日の水の交換も不要です。

ご遺族の手間や状況を考慮した上 でもアレンジメントを贈りましょう。

命日の贈り物の費用相場
金額
贈り物の金額は3,000~30,000円と幅広いですが、故人との関係性によって相場が異なります。

低すぎる金額は失礼に当たりますが、 高額なものもかえってご遺族に気を遣わせて しまいます。

贈り物を選ぶ際は、相応な金額を知っておくことが重要です。
故人の親族である場合、節目となる命日には弔う姿勢の表れとして、きちんとした贈り物を選びましょう。

10,000~30,000円程度の品をお供えするのが一般的 です。
豪華な花のアレンジメントや、果物の盛り合わせなどがお勧めです。

故人と親しい関係にある友人だった場合、普段のお仏壇参りで供えるものより少し心付けすると良いです。

2,000~5,000円くらいの品物 であれば、 ご遺族にも受け取って頂きやすい でしょう。

命日の贈り物に適さないもの
×
命日の贈り物にお勧めのものを紹介してきましたが、適さないものも
あります。

遺族の手を煩わせるもの以外にも、知っておくべきマナーがありますので身につけておくと良いでしょう。

贈り物をしたいという真心を台無しにしないため にも、ぜひ押さえておきましょう。

日持ちしないもの
棘や毒のある花
大きいものや重いもの
肉や魚
日持ちしないもの
お菓子などを贈る上で、 日持ちしないものはお勧めできません。
また、水分が多く傷みやすい果物も同じです。

早く食べなければならない、と遺族を急かしてしまうので、お菓子や果物は日持ちするものをお勧めします。

棘や毒のある花、鉢植え
花の種類は様々ですが、 棘や毒のあるものは避けた方が良い でしょう。
棘は、棘で怪我をして血を流すという意味に通じます。

毒や色・匂いの強い花はお仏壇周りにふさわしくないとされています。
また、鉢植えは「寝付く」という見方に通じるためお見舞い時は避けられるもの。

同じように 縁起が悪いと感じる方もいる ので、命日の贈り物とするのは控えておきましょう。

大きいものや重いもの
大きいものは場所を取る ため、ご遺族の迷惑になりかねません。

また、贈り物は遺族で分けて持ち帰ることもあるので、 持ち帰りにくい重いもの も避けておいた方が良いでしょう。

肉や魚
殺生を連想する肉や魚は、避けたほうが無難 です。
故人の好物だったとしても命日の贈り物としてはそぐわないでしょう。

また、生ものですので傷みやすく、遺族の負担にもなります。

命日の贈り物を渡すタイミング
時期
命日の贈り物は、年に一度の 「祥月命日(しょうつきめいにち)」 に渡すのが一般的です。

祥月命日とは故人が亡くなった日のことを指します。
毎月訪れる「月命日」ごとに贈り物をしても、受け取る遺族に気を遣わせてしまうので控えましょう。

命日の贈り物は、 命日ぴったりに届くよう 指定しましょう。
もしくは、前日の午後がお勧めです。

何日も前に届くと、せっかくの贈り物自体が命日当日には傷んでしまっている可能性があります。

反対に 命日を過ぎてからの宅配は失礼に当たる ので避けましょう。

可能であれば遺族と連絡を取り、宅配の受け取りはいつなら都合がいいのか確認しておくとなお良いでしょう。

命日に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

月命日とは?お供えやお墓参り、法事法要について解説!服装やマナーも
第三人生編集部

命日の贈り物につける挨拶・メッセージ
書く
ここまでは贈り物の品を紹介してきました。
実際に 命日の贈り物をする際は、短いメッセージを添える のが通例です。

遺族が目を通すメッセージに何を書いたらいいのか分からないという方にも、例文を交えてご紹介いたします。

内容
命日の贈り物に添えるメッセージは、 短くてまとまった内容のもの がベストです。

すぐに本文から書き出し、文頭に時候の挨拶などは不要です。
メッセージの内容は、 亡くなった故人を偲ぶ言葉と、遺族へのお慰めや励まし が良いでしょう。

故人への感謝や生前の思い出などを入れ込むとなお良いです。
例文を参考にしつつ、その人ならではのエピソードを交えたメッセージにしましょう。

例文
以下の例文を参考にして頂けたらと思います。

ご命日に際し心ばかりの品を贈らせて頂きます。
ご家族の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
早いものでもう一年が経ちました。
〇〇様は今もなお、暖かく見守ってくださっていることと存じます。
皆様もどうかお体を大事になさってくださいませ。
ご無沙汰しています。
亡き友の命日にあたり、生前の面影を偲びまして心よりご冥福をお祈りいたします。
命日のこの時期が近づいてきました。
皆様のお気持ちが晴れるよう、少し明るいお花を贈ります。
ご仏前にお供えいただけましたらと存じます。
ご命日に際し改めて悲しみが募ります。
〇〇様は百合の花がお好きでしたね。
今日という日に、ご仏前に供えて頂けたらと思いお送りします。
謹んでお悔やみ申し上げます。
一周忌に際し、悲しみを胸に遠方より合掌させて頂きます。
心ばかりの 香花を手向け、改めてお悔やみ申し上げます。
ご家族の皆様のご健康をお祈りいたしております。
命日に故人やご遺族に寄り添った贈り物を
命日に贈り物をする際のマナーや定番の品物をご紹介いたしました。
贈り物をするときに何より 大切なのは、亡くなった方やご遺族の気持ち を考えることです。

命日の贈り物をきっかけに、故人の思い出話に花を咲かせることも供養になります。

配慮すべきマナーを守った上で、 故人が好きだったもの 、 ご縁があるものやご遺族に喜ばれそうなもの を贈りましょう。

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