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葬儀

2024.04.30

喪服はタイツ?ストッキング?女性の喪服マナーや夏・冬別の対策も

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女性の皆さんの中には、喪服の際の足元について頭を悩ませた経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

一般的にはストッキングを履くのがマナーとされてはいますが、寒い冬にはタイツを履きたいと考えることもあるでしょう。

ここでは、女性の喪服のマナーを中心に、タイツとストッキングの扱いについて説明しています。

この記事の結論

喪服には原則タイツではなくストッキングを着用します。寒い場合はストッキングを重ねるといった対策をしましょう。
女性の喪服マナー
喪服には、 正喪服 ・ 準喪服 ・ 略喪服 の3つの格式が存在します。

以下、女性の喪服に限定して、上記の3つの格式それぞれについて説明していきます。

正喪服
正喪服
最も格式の高い喪服で、 葬儀 や 告別式 、 1周忌までの法要 の際に、遺族や親族などの 主催側 にあたる人が着用します。

ブラックフォーマルウェアと呼ばれる、黒無地で光沢のないワンピースやアンサンブル、スーツなどをさします。

その際のスカートの丈は、短くても膝が隠れる程度の長さにし、肌の露出を最低限に抑えます。

スーツを着用する際には、中のブラウスも黒色とし、白色や柄の入ったものは避けましょう。

また、基本的に夏場であっても長袖のものを選択します。

準喪服
女性 準喪服
喪服の中でも一般的な格式のもので、 一般参列者 が通夜や葬式に参列する際に着用しますが、場合によっては喪主や遺族が着用することもあります。

準喪服は、無地や織り柄の地味なもの、光沢がなく、透ける素材でない、黒色のワンピース・スーツ・アンサンブルをさします。

スーツを着用する際には、正喪服と同様、インナーを黒色でまとめる必要がありますが、準喪服ではパンツスーツでも構いません。

スカートは通常よりも少し長めの、ふくらはぎあたりの丈のものが好ましく、袖丈は五分からから長袖のものを、夏場であれば半袖で構いません。

準喪服では、レースや織り柄、フリル、リボンなどを、派手すぎない程度に取り入れることが可能です。

女性の喪服に関しては、こちらの記事も参照してください。

【図解】女性の喪服を年齢別に解説!スーツの注意点やNGな服装も
第三人生編集部

略喪服
女性 平服
略喪服は、 3回忌以降の法事 に参列する場合や 急な弔問・通夜 へ伺う際に着用する、最も格式の低い喪服です。

略喪服は、ワンピース・アンサンブル・スーツをさし、準喪服同様、スーツはパンツスーツでも構いません。

平服で参列してくださいと指定された場合には、略喪服を着用していくようにしましょう。

グレーや紺などの地味な色合いであれば黒でなくともよく、無地に近い織り柄や、チェック、ストライプ、水玉などの柄を選択することも可能です。

しかし、略式喪服は正喪服や準喪服に比べて制約が少なくなっているため、小物を黒で揃えるなどして、一定の正式さが残るように心がけましょう。

平服に関しては、こちらの記事も参照してください。

【図解】平服とは?女性・男性の葬儀での平服を解説!バッグや化粧も
第三人生編集部

喪服にはタイツではなくストッキングを着用する
ストッキング
寒さの厳しい冬などは、喪服着用時でもタイツを履きたいと考える人も少なくないでしょう。

ですが、肌が透けないほどの厚みのあるタイツの着用はカジュアルさが出てしまうため、喪服の本来のマナーとしては厳禁です。

しかし、あまりにも 気温の低い真冬 や、 雪国 で行われる葬儀では 60デニールくらいまで のタイツであれば、多少の透け感があり問題ないだろうという意見もあります。

60デニール以上のタイツはマナー違反との見方が強いため、避けた方が良いでしょう。

60デニール以下のタイツであっても、シンプルなものであることは必須で、飾りのあるものやリブ編みのものを履いていくのは厳禁です。

このように言ったものの、実際にどのくらいの厚さまでなら許容されるのかは、参列する立場や喪服の格式によっても異なります。

あらかじめ、家族や親族などに意見をもらうようにしましょう。

ストッキングに関しては、こちらの記事も参照してください。

お葬式にストッキングは必須!夏・冬場の工夫やおすすめ商品を紹介
第三人生編集部

喪服用ストッキング
女性の礼服
一般的なストッキング
女性用喪服には、黒色のストッキングを合わせるのが一般的です。

略喪服の場合など、肌色のストッキングでも問題ないとされるケースもありますが、それも故人との関係性や参列する立場、地域の風習などが関わってくるものなので、事前に関係者に確認しておくのが良いでしょう。

そして、喪服に合わせるストッキングとして重要視されるポイントは、 厚み です。

一般的にストッキングと呼ばれるものは30デニール以下の厚さのものをさし、目安としてはうっすらと肌が透けるくらいです。

自分に合うストッキングを選ぶ
そうは言ったものの、高齢の方や妊婦の方など、無理をして身体を冷やしてしまってはいけないので、そのような場合には事前に身近な人へ相談するようにしましょう。

また、パッケージされ販売されている状態での厚さのイメージと、実際に履いてみた際の厚さが異なることは往々にしてあり得るので、購入したら1度が履いてみることをオススメします。

さらに、ストッキングは購入した後に履いてみることはできるものの、購入時に試着することができません。

そのようなことから、ストッキング選びに不安を感じる人にオススメなのが、「礼装ストッキング」「弔事用ストッキング」と呼ばれるものです。

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このような商品であれば、自身で厚さや光沢の有無を確認する手間が省け、安心して購入することができます。

寒い日の喪服の足元対策
どうしても寒い、という場合に使える裏技が、 肌色のストッキングの上から黒色のストッキングを重ねて履く というものです。

こうすることで、見た目には通常と変わらず、ストッキング1枚のみの時と比べると暖かさはかなり違ってきます。

さらに、下に履く肌色のストッキングを厚みのあるものにすると、より一層暖かくなります。

また、先ほども述べたように高齢の方や妊婦の方など、特に寒さへの対策に気を使わなければならないという場合には、パンツスーツを選択するという手もあります。

靴用の使い捨てカイロなどを上手く活用していくことも防寒対策となるでしょう。

また、葬儀の会場にはヒーターやストーブが置いてあることが多いので、冷え性の方や、寒さに不安な方などは、それらの近くに座るのが良いでしょう。

夏の喪服の足元は?
夏の暑い時期は、素足で過ごすという人も多いと思いますが、葬儀に素足で参列するのは失礼です。

夏に喪服を着用する際にも、ストッキングを履くことは必須で、色も季節問わず黒色のものが好ましいとされています。

しかし、いくらマナーとはいえ夏の暑い時期にストッキングを履くのは辛い、という場合には 薄手のストッキング や 冷感素材のストッキング 、 丈の短いストッキング を選択すると良いでしょう。

近年では、夏向けのストッキングとして、身につけると冷たく感じる冷感素材のものも多く販売されています。

さらに、通常のストッキングではどうしても暑いという場合には、膝丈や腿丈の、自身のスカートの丈に合わせた短いストッキングを履くという方法もあります。

そのような場合には、葬儀中にずり落ちてくるといったことがないよう、サイズの合ったものを選びましょう。

喪服用ストッキングの購入場所
ストッキングの購入先
先ほど紹介した「礼装ストッキング」や「弔事用ストッキング」と呼ばれる商品はネットで購入することが可能です。

また、ストッキングは伝染しやすく、破れやすいため、あらかじめ複数足まとめ買いしておくのも良いでしょう。

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しかし、喪服の際に着用するストッキングは必ずしも、そういった指定のものを買わなくてはならない訳ではなく、通常のストッキングの中から注意深く選択することで代用可能です。

購入場所としては、ドラッグストア、コンビニ、スーパー、デパートの洋服売り場など様々です。

もちろん、通常のストッキングもネットで購入することができますが、その際には、くれぐれも光沢がないことや柄がないこと、厚さ(デニール数)をしっかり確認するようにしましょう。

先ほど例に挙げた「礼装ストッキング」もネットで購入することができます。

喪服の際の足元のマナー
喪服を着る際には、決まりやしきたり、マナーなどが気になるものです。

中でもストッキングとタイツの扱いについては、頭を悩ませている女性も少なくないのではないでしょうか。

ここでは、喪服の際のストッキングについてを中心に、タイツの扱いや冬の防寒対策、夏の暑さ対策などを紹介していきました。

ぜひこの記事を参考に、礼儀に反さず快適に喪服を着用できることを祈っています。

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