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葬儀

2024.04.30

仏壇の価格相場は?種類ごとに解説!金額を安く抑える方法も

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今日では様々な形の仏壇が存在しています。
古くから存在する形のものや、今日の様式に合わせたものなど、数え切れないほどの種類があります。

そこで、こちらの記事では、仏壇の価格の相場に関して、その種類ごとに分けながら解説し、最後には費用の抑え方についても解説していきます。

仏壇の価格相場の見極めポイント
ご本尊や位牌などを納め、ご先祖様や仏様に手を合わせて祀るものである「仏壇」。
実際に購入する際に、仏壇や仏具にを用意するのにかかる費用は非常に気になるものと思われます。

重要なことは仏壇にかかる費用は非常に大きく変動するということです。
まず初めに仏壇の価格相場を変動させるものを紹介します。

それは、

材料
様式
サイズ
の3つです。

こちらの3つの違いで、仏壇の価格は大きく変動し、場合によっては、100万円以上違いがある場合もあります。

そこで、ここからは仏壇の価格相場を

金仏壇
唐木仏壇
モダン仏壇
という3つの仏壇の種類に分けて解説し、その中で仏壇を作る際の技術やサイズによる変化についても焦点を当てて解説していきます。


仏壇の種類ごとの価格相場
上記にもあるように、仏壇には3種類があります。
それぞれに特徴があり、費用が異なります。

種類ごとに費用を解説していきます。

種類    費用
金仏壇    100万円〜150万円
唐木仏壇    70万円〜100万円
モダン仏壇    50万円前後

仏壇の価格相場【金仏壇】
焼香
金仏壇は塗仏壇(ぬりぶつだん)とも言われるもので、漆を用いて塗装を施し、さらにその上から金箔や金粉で加工されている仏壇を指します。

基本的に仏壇に宗教や宗派は関係しませんが、その中でも金仏壇は浄土真宗の方向けの仏壇と言われています。
これは、浄土真宗における本尊である阿弥陀如来が極楽浄土におり、金仏壇はその極楽浄土の世界観を、漆や金などで表しているとされているためです。

金仏壇の価格の相場は、100万円〜150万円と言われています。

加工に漆を用いていたり、金を用いているため、のちに解説する唐木仏壇やモダン仏壇よりも金額は大きくなっています。

また、金仏壇は他の仏壇と比べても大きく価格相場が変動します。
その理由には以下の、

漆塗り
金での加工
蒔絵
の3つが関係しています。

ここからその理由を順に詳しく解説していきます。

漆塗り
金仏壇には漆塗りが用いられていると先に述べましたが、業者によっては漆の代用としてカシューといった塗料を用いているところもあります。

カシューに比べ、漆の方が希少価値が大きく、金額も変化します。
このような塗料の違いから、価格の変動が起きます。

金での加工
続いては、金での加工による価格の変動について解説します。
金箔で加工するといっても、仏壇によって金自体の純度や厚みが異なります。

一般的に仏壇で用いられる金の純度は「4号」というものです。
金の純度が上がるにつれて、号の数値は小さくなっていきます。

金の厚みは○枚掛と表記し、その数値が大きくなるにつれて厚みが増し、金額は大きくなります。

金仏壇を検討する際には、その金に関しても注目しましょう。

蒔絵
蒔絵は漆工芸の一つで、漆での加工面に金を固め、文様を描くものです。
一つ一つ職人の方が手作りで作り上げることもありますが、シールのようなもので張り付けてある場合もあります。

そして、職人の手で仕上げた方が価格は大きくなります。
蒔絵の作り方にも着目して仏壇を検討しましょう。


仏壇の価格相場【唐木仏壇】
樹木
唐木仏壇とは、紫檀(したん)や黒檀(こくたん)、鉄刀木(たがやさん)などの銘木を使った仏壇です。
中国人からそれらの銘木を輸入していたことから「唐木」という文字が使われていると言われています。

今日では、日本の銘木である、欅(けやき)や桑などの国産の木材を用いた仏壇も総じて唐木仏壇と呼ぶ頃もあります。
唐木仏壇は木本来の木目や色合いなどが活かされており、そういった特徴から重厚感を感じさせるような印象の仏壇です。

唐木仏壇の価格相場は70万円〜100万円と言われています。
但し、こちらの場合も、仏壇の価格は変動します。

大きく変動する主な要因を、

大きさ
素材
技法
の3つに分けて解説していきます。

大きさ
仏壇の大きさによって価格は大きく変動します。
仏壇の中には、棚などの上に設置することができるような大きさの上置き仏壇と150cm以上もあるような台付きの仏壇があります。

高さだけでなく幅までたくさんの種類がありますが、やはり大きな仏壇になるにつれて価格は大きくなります。
自宅に置くことを想定した上で、予算のことも考えながら最適な仏壇を選びましょう。

素材
先にも述べましたが、唐木仏壇は木本来の味わいが強くでる仏壇です。
そのため、用いられる木の種類によって価格が変動します。

黒檀という種類のものは、木のダイヤモンドと言われるように高級な木材で、希少価値も高く、仏壇では100万円以上する場合もあります。
一方で手に入りやすく、希少性も低いような木材を用いた仏壇の場合は、比較的手頃な価格で購入することができます。

技法
唐木仏壇の場合、作り上げる際の技法によっても価格は変動します。

最も価格が高くなるのは「総無垢」と言われる、一本の銘木のみを用いたものですが、一般的にこの技法は用いられておらず、今日では芯には別の素材を用いて、表面だけを唐木で貼り付ける「練り工法」が施されていることが一般的です。

練り工法では前面だけに唐木を貼り付けた「前練り」から、4面全てに唐木を貼り付けた「四方練り」などがあり、用いる唐木の量が多くなるほどに価格は大きくなります。

そのほかにも練り工法で用いる唐木よりもさらに薄くした唐木を用いる「ツキ板工法」や木目を印刷したビニールを貼り付ける方法、木目を木材に直接印刷する方法など様々なものがあります。

検討している仏壇がどの技法を用いているかということには注意しましょう。


仏壇の価格相場【モダン仏壇】
現代社会
モダン仏壇とは今日の住居に多く見られるリビングや洋室などの様式に合わせて作られている、 新しいタイプの仏壇です。
他にもインテリア仏壇や都市型仏壇、家具調仏壇とも呼ばれています。

彫刻などの加工などを施さない、非常にシンプルな作りになっていることが多く、コンパクトさや清掃のしやすさなどに焦点を置いて作られた新しい仏壇です。

その素材にはウォールナットやナラ、タモのような家具に用いられるものを使用しています。

相場としては50万円前後と言われていますが、デザイン性を強調したものや、機能性を重視したものは金額が大きくなり、小さなスペースに置けるような大きさのものは比較的安価に販売しており、金額は非常に大きく変動します。

モダン仏壇を購入する際には必要な昨日や自宅のスペースをよく考えて検討していきましょう。

モダン仏壇に関しては以下の記事を参考にしてください。

モダン仏壇とは?費用相場や飾り方、素材を種類・タイプ別に解説!
第三人生編集部

仏壇に飾る仏具の価格相場
仏壇 
ここまでは、仏壇自体について解説してきましたが、ここからは仏壇に合わせて必要になる仏具の価格相場に関して、

仏壇とセットの場合
仏具一式と単品の場合
仏具を選ぶ上での注意点
の順に解説していきます。

仏壇とセットの場合
一般的に仏壇を購入する際に仏具も一緒に購入することが多いです。
これには、一緒に購入した方が金額的に安いということもありますが、その仏壇の様式にあった仏具を買うことができるということが大きな理由としてあります。

ただし、位牌に関しては、戒名入れなどの加工を必要とするため、別途購入することも多いようです。

仏壇とセットの場合、一般的に金額は仏壇の金額の10%〜20%がプラスされると言われています。
仏壇を購入する際にセットで販売していないかということには注目してみると良いでしょう。

仏具一式と単品の場合
仏壇とは別に仏具を用意する場合も考えられます。
そういった際には、仏具を自身で選び、購入することになりますが、仏具を一式で購入する場合と、1つ1つ単品で購入する場合があります。

仏具としてあげられるものは

花立て
香炉
線香差
灯立て
茶湯器
仏飯器
(おりん)
があります。

仏具一式セットには安いものでは1万円以内で購入できるものから、10万円近くするものまであります。
おりんに関しては、含まれているものもありますが、ないものも多くあります。

セットとして十分かどうかはしっかり検討しましょう。

仏具を単品で購入する場合、1つ1つの金額は基本的に1万円以内に納めることができます。
しかし、大きさは商品によって異なりますので、単品で購入す際にはそれぞれの大きさが極端に違わないかということには注意しましょう。

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仏具を選ぶ上での注意点
ここで、仏具を購入する上での注意点について解説します。

仏具を仏壇と別に購入する際には、その仏具が仏壇に収まりきるかということには十分に注意しましょう。
今日では仏壇の様式は多様化しており、モダン仏壇などで仏具を別に購入すると、サイズが合わないなどの問題が発生してしまう恐れがあります。

モダン仏壇の場合は同じ様式でシンプルな形をした仏具セットを取り扱っているところもあるので、統一感という点からしても、セットで購入することを検討してみるのも良いでしょう。


仏壇の価格を抑える購入方法
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ここからは、仏壇にかかる費用を抑える購入方法についてを解説していきます。
低価格に抑えることができる購入方法は、インターネット販売のものを購入するということです。

ネットで販売している商品と、実際に店舗で販売している商品では、価格に非常に大きな差があります。
中には同じものでも、ネットでは半額で購入することができるということもあるようです。

ただし、親族の方には、仏壇のような大切なものに対し、ネット販売を使うことに抵抗があり、実際に店舗に赴き、仏壇を目にして購入すべきであるという考えの方もいらっしゃいます。

購入の際には身内の方としっかりっと相談すると良いでしょう。


仏壇以外の供養で価格を抑える方法
ダイヤモンド 指輪
仏壇を購入する目的には故人の供養というものがあります。
そこで、供養という点からすると、仏壇以外のものを用いて価格を抑える方法があるのをご存知でしょうか。

それは、今日では手元供養とも言われている供養方法です。
手元供養とは、故人の遺骨などを容器に入れ、自宅に保管したり、身につけながら供養する方法です。

その容器には、ミニ骨壷と言われる小さくデザイン性のある骨壷や、指輪やネックレスなどのジュエリー加工を施したものなどがあります。
さらに、遺骨からダイヤモンドを生成し、そのダイヤモンドを自宅に保管して供養するという方法もあります。

ダイヤモンド供養は比較的高価な金額になりますが、ミニ骨壷やジュエリー加工のものは比較的安価で、数万円で手に入れることができます。
供養方法を選ぶ際には、仏壇以外にも手元供養なども検討してみてはいかがでしょうか。

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丁寧に仏壇を考えて最適な価格のものを選びましょう
これまで、仏壇の価格に関して、

仏壇の価格相場の見極めポイント
仏壇の価格相場【金仏壇】
仏壇の価格相場【唐木仏壇】
仏壇の価格相場【モダン仏壇】
仏壇に飾る仏具の価格相場
仏壇の価格を抑える購入方法
仏壇以外の供養で価格を抑える方法
の順に解説してきました。

仏壇にはいくつもの種類があり、近代の生活様式に合わせたものまで存在していることがわかりました。
そして、その多様性に伴い、金額にも振り幅があることもわかりました。

予算や自身の希望などをしっかり考慮した上で、最適な仏壇を選ぶようにしましょう。

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