孫は可愛いけど疲れる?その原因と上手に付き合うためのコツを徹底解説
「孫疲れ」を感じる祖父母が急増中!?
可愛い孫との時間は幸せなひとときですが、体力的・精神的な負担を感じることも。
この記事では、孫と過ごす際に疲れを感じる原因と、無理なく楽しく付き合うためのコツを詳しく紹介します。
孫と楽しく過ごせるための対策を徹底解説します。
孫疲れとは、孫の世話にストレスを感じ祖父母が精神的に落ち込んでいる状態
孫疲れとは、可愛い孫の世話をする中で感じる、心身の疲労やストレスから生じる精神的な落ち込みのことです。
若い世代が共働きとなり、祖父母が面倒を見る機会が増えた現代では珍しいものではなくなりました。
「孫は可愛い、でも疲れる」と感じていても、それを口に出すことにためらいや罪悪感を覚える祖父母も多いのではないでしょうか。
食事の用意やお泊り、遊び相手などで心身ともに消耗して、孫を預かることが嫌になるケースも少なくありません。
また、周囲に愚痴を漏らす程度の孫疲れを超えてしまうと、孫の顔を見るだけで憂鬱になってしまう「孫ブルー」に至ることもあります。
しかし、孫疲れは多くの祖父母が経験するものであり、決して恥ずかしいことではありません。
「孫が帰省して来てくれるのは嬉しいけど疲れる...」という祖父母が多数
株式会社主婦の友社が行った「『孫育て』をしている女性の意識調査」によると、なんと半数以上の女性が『孫育て』に何らかの不満を感じているという結果が出ています。
具体的には、「体調が優れない時」や「自分の時間が取れないと感じた時」などに、不満を感じる方が多いようです。
孫を優先するあまり、自分の時間や体調を犠牲にしてしまい、それがストレスに繋がっているのかもしれません。
参照:半数以上がモヤモヤしている! 孫の世話をするのは、当たり前ではない。自分のためにも時間を使いたいと思う「ばぁば」は、96%もいる!主婦の友社「『孫育て』をしている女性の意識調査」結果 | 株式会社主婦の友社 のプレスリリース
孫疲れを感じる4つの原因
孫とは、本来であればとても可愛いものです。
しかしながら、ふとした瞬間に疲れる存在へと変わっていってしまいます。
ここでは、「孫疲れ」を感じてしまう原因4つを紹介します。
1. 金銭的な負担
2. 食事の準備や後片付け
3. 孫との接し方
4. 体力的な負担
なぜ大切な孫でもモヤモヤしてしまうのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 金銭的な負担
孫のために何か買ってあげたい、美味しいものを食べさせてあげたいという気持ちは、多くの祖父母が持つ自然な感情です。
しかし、それが積み重なると、家計に大きな負担となることもあります。
おもちゃやゲーム、お小遣いなど、孫からの要望に応えようとすると、出費はかさむばかりです。
たとえ少額でも、回数が重なれば、まとまった金額になってしまいます。
また、孫が成長するにつれて、欲しいものが高額になっていくこともあります。
年金暮らしの祖父母にとっては、孫にかかる出費は、大きな悩みの種となることもあるでしょう。
2. 食事の準備や後片付け
孫の面倒を見る際には、家事の負担も大きくなってしまいます。
孫の好みに合わせて食事を作ったり、散らかしたおもちゃを片付けたりと、普段の家事に加えてやらなければならないことが増え、毎日疲弊してしまうのも無理はありません。
孫がアレルギーを持っている場合は、食材に気を配ったり、おやつを用意したりと、さらに負担が増えます。
食事を食べてくれずにぐずったり泣かれたりすると、精神的な疲労も溜まってしまいます。
3. 孫との上手な接し方が分からない
孫の接し方に悩む祖父母は多いようです。
言うことを聞かない孫や、わがままな孫に対して、どのように接すれば良いのか迷うケースも多いでしょう。
特に、かんしゃくを起こしたり、わがままを言ったりする孫に対しては、どう接したら良いのか、頭を悩ませる祖父母も多いのではないでしょうか。
言うことを聞かなかったり、走り回って周囲に迷惑をかけてしまうのも、小さな子供にはよくあることですが、それが孫となると、感情的にならずに適切な対応をとることは容易ではありません。
子育ての経験があっても、長いブランクがあると、どう対応すれば良いのかわからず、精神的に疲れてしまうこともあるようです。
このような状況では、強く叱るべきか、甘やかすべきか、適切な対応を見つけることが重要になります。
4. 体力的な負担
孫の活発さに体力がついていけず、肉体的に疲れてしまうことも、孫疲れの原因の一つです。
公園で元気いっぱいに遊ぶ孫に付き合うのは、体力的に大変だと感じる祖父母も多いでしょう。
さらに、夜遅くまで起きている孫が泊まりに来た場合、生活リズムが崩れて睡眠不足になり、疲れが蓄積してしまうことも考えられます。
孫の面倒を見てあげたい気持ちがあっても、体力が追いつかない場合は、孫疲れや孫ブルーを引き起こす原因になりかねません。
孫疲れを感じる前にできる、上手く付き合うための対策法3選
ここからは孫に疲れたと感じるその前に、うまく付き合っていくための対策を紹介します。
1.まずは短時間から預かろう
孫の面倒を見る際には、体力と時間に余裕がある時に、まずは短時間から始めるのがおすすめです。
子供夫婦が帰省した際に、1~2時間ほど孫を預かって様子を見ることから始めてみましょう。
慣れてきたら、半日、1日と預かる時間を徐々に延ばし、最終的にはお泊りも検討してみてください。
このように段階を踏むことで、長時間預かることによる負担を軽減し、孫疲れを予防することができます。
2. 両親と方針についてしっかり話し合いをする
自分の子供のように接すれば大丈夫と考える方もいるかもしれませんが、孫はあくまで別世帯の子どもです。
孫の育て方に関して、子供夫婦と教育方針についてよく話し合っておくことが重要です。
例えば、スマートフォンやテレビを見る時間、就寝時間、宿題やおやつの量など、事前にルールを決めておけば、いざ孫を預かる際に戸惑うことも少なくなります。
3. 大変なことや苦労したことを伝える
実際に孫を預かる中で、大変だと感じたことや苦労したことは、遠慮せずに子供夫婦に伝えておくようにしましょう。
言葉にせず我慢していると、孫疲れが深刻化して孫を預かることができなくなったり、子供夫婦との関係が悪化したりする可能性があります。
そうならないためにも、嫌だと感じることははっきり伝えておくことが大切です。
あらかじめできる対策をとって孫と楽しいひとときを過ごそう
可愛い孫と過ごす時間はかけがえのないものですが、実際には「疲れる」と感じる方も少なくありません。
体力的な負担や経済的な負担、育児方針の違いによるストレスなど、さまざまな要因が影響しています。
孫との時間をより楽しいものにするためには、無理のない関係を築き、適度な距離感を保つことが大切です。
体力的にも経済的にも負担がかかりすぎないよう、あらかじめ対策を考えておくことで、ストレスを減らしながら孫とのひとときを楽しめるでしょう。
例えば、孫と過ごす時間やルールを決めたり、無理のない範囲でできる遊びを取り入れたりすることで、疲れを感じにくくなります。
また、親世代としっかり話し合い、役割分担を明確にしておくことも、負担を軽減するポイントです。
大切なのは、孫との時間を義務ではなく「楽しみ」として捉えること。
無理をせず、自分自身の生活も大切にしながら、心地よい関係を築いていきましょう。
孫と過ごすひとときが、笑顔あふれる充実した時間になるよう、できる対策を取り入れていれてくださいね。